2009.09.18
イチローの逆転サヨナラホームラン!
今日は朝6時半のラスベガス発シアトル行きの飛行機に乗るために4時半に起床。
眠い目をこすりながら、5時半にホテルを出発。
空港まではホテルの無料シャトルバスで向かったが、早朝だったため5分程度で空港に到着した。
さっそく搭乗手続きを行う。
今日は世界一周航空券ではなく、自分たちで手配したローコストエアライン、サウスウェスト航空で移動。
わたしたちが預けたバッグは2つとも50ポンドをわずかに超えていたので、係のおにいさんから荷物の中を少し減らせば50ドルは課金しないからカウンターの奥でパッキングし直したら良いと提案され、あわてて中のものを少し減らして再度計量。
2つとも見事にちょうど50ポンドになり、おにいさんも「パーフェクト!」と親指を立てて笑っていた。
荷物を預けたあと、アメリカ式のボディチェックにあらためて戸惑ったけど、今回はモトキのジーパンの金具が引っ掛かることはなく、すんなり機内へ。
サウスウェスト航空は多くの航空会社とちがい、搭乗手続きを済ませた順番に機内へと搭乗する。
機内に入った乗客は好きな席に座ることができるため、搭乗手続きが遅れると複数で搭乗する場合には隣の席に座ることは難しくなる。
米国らしい早い者勝ちのルール。
このルールのおかげでサウスウェスト航空では出発時刻が遅れることはほとんどないとのこと。
また機内のサービスや、乗務員の制服を簡易にするなどの努力で航空券代を格安で提供している。
そして乗務員のサービスはとても良い。
乗務員や地上職員の雰囲気がフレンドリーなので利用する側も気持ちがいい。
経営手法も世界的に評価が高いらしい。
格安でアメリカ国内を周遊するならローコストエアラインの代名詞であるこのSouthWest航空がおすすめだ。
わたしたちはネットで早めに搭乗手続きを済ませていたので隣り合って座ることができた。
ラスベガスからシアトルまでの2時間半のフライトの間、機内で隣の席になったラスベガスでシェフをしているおにいさんと話しているとあっという間にシアトルに到着。
シアトルのタコマ空港からダウンタウンへはバスで移動。
通勤時間と少し重なっていたため、バスの車内は少し混雑していた。
シアトルのバスはダウンタウンの途中から地下鉄の線路のような道を走る変わった乗り物だった。WESTLAKEというリンクの駅兼バス停で下車し、徒歩でホテルへ。
ホテルに着いてからは午後のベースボール観戦のため少し仮眠をとった。
ホテルからセーフコフィールドまではWESTLAKE駅からバスでSTADIUMというバス停までバスで行き、そこから徒歩で向かった。
今日の試合は、マリナーズからイチロー、ヤンキースからは松井が出場しており、マリナーズの城島は残念ながら出場していなかった。
2人ともはじめてのメジャーリーグ観戦。
試合開始前から球場内はお祭り騒ぎのような盛り上がりで、わたしたちも自然とテンションが上がってくる。
試合前には始球式とアメリカ国歌斉唱があった。
国歌斉唱のときには大人もこどもも起立して、みんな元気いっぱい大声で歌っていたのが印象的だった。
そして試合開始!
今日はイチローの守備を見たいということで1塁側のライトに近い席からの観戦。
しかし試合開始直後から近くにいたヤンキースファンのおっちゃんの騒がしいこと。
ここマリナーズのホームグランドで、ヤンキースのチャンスにはガッツポーズで「ホウッ!」と叫び、ピンチには頭をかかえて「オォ~ウ」と嘆くしぐさを繰り返し、近くに座っているこどもよりも元気にはしゃぎまくっていた。
ヤンキースの好プレー時には隣に座っているマリナーズTシャツを着ているおにいちゃんの肩をバシバシ叩きながら「見た?いまの見た?スッゲーだろ?!なぁ?スゲーと思うだろ?」と大声でガハガハ笑いながら何度も何度も問いかけていた。
試合が終盤になっても止むことのないおっちゃんのハイテンションに周りの観客もさすがに若干引き気味だったが、わたしたちはこのおっちゃんの振り回すナッツやビールが届かない場所に座っていたので、ベースボールとともに楽しく拝見させてもらった。
試合はマリナーズが9回裏2アウトから一人ランナーが出塁し、一打逆転という場面でイチローが逆転サヨナラホームランという見事な演出を見せてくれた!
これには地元マリナーズファンの大人もこどもも全員総立ちで大喜び!そして大歓声!
会場中が唸るような歓声に包まれ、イチローがホームに戻ってからもしばらくこの歓声がやむことはなかった。
会場のやまない歓声に帽子をかかげていつもどおりクールにこたえるイチロー。
わたしたちもこの劇的なイチローのサヨナラホームランにすご~く感動した!
素晴らしい試合をありがとう、イチロー!