2009.09.23
ベルロックで出会った老人
今日は4大ボルテックスのひとつと言われるベルロックへ。
ボルテックスとは、ラテン語で渦巻きを意味し、電気、磁気、そして電磁気の力が渦巻いている場所を指している。
セドナにはこのボルテックスが20数箇所以上もあるとのこと。
その中でも、最もエネルギーが強いと言われるのが、ベルロック、エアポートメサ、カセドラルロック、ボイントンキャニオンの4ヶ所。
これらが、4大ボルテックスと呼ばれている。
ベルロックはわたしたちが宿泊しているホテルのすぐ近くにあり、ベルロックのトレイルまでは歩いても10分程度の距離。
ホテルからは遠くに見えるベルロックも、近づくとその存在感に圧倒されてしまった。
ベルロックはベルの形をしているからその名がつけられてたということだけど、なるほど確かにベルの形をしている。
ベルロックの周囲のトレイルを歩き、登れそうなところを見つけてベルロックの上へ登ってみる。
するとところどころに平べったい石を数枚積み上げたものがあることに気がついた。
石が積みあがっているところはたいてい見晴らしのいい気持ちのいい場所だった。
わたしたちもここでしばし瞑想してみた。
不思議ととても豊かな気持ちになる場所である。
ボルテックスは不思議なことに、運動不足のわたしたちが歩いていても疲れるということがない。
歩けば歩くほど、登れば登るほど、体は元気になり、こどものときに楽しく走り回っていたときのような感覚になる。
大阪の街を歩いていると30分で疲れる運動不足気味のわたしたちが3時間から4時間ぐらいなら休憩を取らずに歩くことができる不思議な場所。
ベルロックでの瞑想でリラックスしたわたしたちがトレイルに戻るため下山していると、突然白髪の老人が遠くから大きな声で話しかけきた。
その老人曰く「このベルロックはものすごいパワーがあるので、ネイティブアメリカンでさえも特別な薬草を取りに来るとき以外は来ないんだよ。地球上でベルロックと同じようなパワーがわき出ている場所は、ここの他にマチュピチュやストーンヘンジ、南米やエジプトのピラミッドなどがある。君たちはこのパワーを感じているかい?いろんなことを自分の内側に問いかけてみなさい。そうすれば素晴らしい気づきが得られるよ。」
サンタクロースのようにフォッフォッフォッと笑いながらその老人は不思議でおもしろいおはなしを15分くらい話してくれた。
とても興味深い話で、モトキと思わず聞き入ってしまった。
日が暮れかかっているこの時間からその老人は頂上まで登って瞑想してくると言う。
日が暮れたら真っ暗になるはずだけど「ボルテックスだから大丈夫さ」とウィンクしてさっそうと登っていった。
ボルテックス・・・。
私たちの知らない何か特別な力が存在するのだろう。
わたしたちは今日の夕日を4大ボルテックスの一つと言われるエアポートメサで見ることにした。
セドナが360度見渡せるエアポートメサの高台には多くの観光客がセドナの夕日を見るために集まっていた。
夕日に照らされるセドナの町はほんとうに美しく、幻想的な雰囲気だった。