2009.09.27
ハイウェイで車が故障!?
今日はレンタカーを借り直すために朝からセドナを出発し、フェニックスへと向かう。
セドナで乗り捨てるとかなり高額な追加料金が加算されるため、フェニックスにレンタカーを返してからもう一度安いレンタカーを借り直し、その車でラスベガスへ向かうというややこしい予定になってしまった。
事前にもっとしっかり計画しておけばよかったのだけれど、今さらそんなことを言ってももう遅く、次回への反省点にしようとモトキと話す。
フェニックスまではセドナから179号線を南へ向かい、17号線をさらに南へと向かう。
セドナからフェニックスまでは約200キロで片道2時間半ほど。
フェニックス到着後、フェニックス周辺の地図を忘れたことに気づく。
でも時すでに遅し。
とりあえず二人で血眼になってレンタカーオフィスを探して街中を走りまくり、レンタカー返却時間に間に合わないかもというところまで道に迷ったけど、奇跡的にレンタカーオフィスを見つけて時間内に無事に返却。
ふぅ~。よかった。
間に合ったことに感謝しつつ、レンタカーオフィス周辺の地図は次回からはぜったいに忘れないぞと心に誓う。
新しいレンタカーでまた2時間半の道のりを戻る。
ところがハイウェイを走ること1時間半。
突然、車のスピードがでなくなってきた!
アメリカのハイウェイはみんな時速120キロ以上で走り抜けるのに、いくらアクセルを踏んでも時速50キロしかでない・・・。
ガソリンも満タンなのになんでなんで?!
とにかくハイウェイの路肩に緊急停車。
緊急停車といってもここはアリゾナ砂漠のド真ん中。
見渡す限り家も何もない。
西部劇おきまりのサボテンと岩砂漠の中を貫くように、ひたすら一本のまっすぐな道路が通っている。
道路の先は灼熱のため蜃気楼でメラメラゆれて肉眼でははっきり見通せないぐらいである。
電話ボックスの表示もあまりに遠すぎるからか見渡す限り存在しない。
他の車が時速120キロで横を走り抜けていくため、車が横を通過するたびに停車してる車内にドンっ!という衝撃波が・・・。
とてもじゃないけどあるかどうかもわからない電話ボックスまでこんな路肩を歩いていくのは危ない。
どうしよう・・・。困った・・・。
二人で散々考え抜いたあげく出た結論は、とりあえずハザードランプを点滅させながらゆっくり走ろう作戦。
20メートルぐらいある巨大なダンプカーも時速120キロで走るアメリカのハイウェイ。
そこを時速50キロの小さなアメ車で走るのはあまりに危険だとは思ったけど、いたしかたがない。
とりあえず発進!たまに下り坂で時速100キロで調子良く走ってくれることもあったけど、基本的にちょろちょろ走りでなんとかかんとか無事にセドナのホテルに到着。
残り1時間の道のりが3時間近くかかったけど、無事に到着できたことにとりあえず二人で感謝する。
ほんとに長いドライブだった。
冷や汗でびっしょりのわたしたち夫婦は休む間もなくレンタカー会社に電話。
すると2時間後に新しい車をホテルまで持ってきてくれるとのこと。
よかった~。助かった。
明日はまたセドナからグランドキャニオンを経由してラスベガスまでのドライブである。
走行距離は約700キロ。
大阪⇔東京間の約1.5倍の距離を一日で移動してしかもグランドキャニオンも観光するという予定。
この距離で車が故障したら今日より大変なことになっていたのは想像に難くない。
明日じゃなく今日車が故障してくれたのはある意味とてもラッキーだったと思う。
代替車が来たあとはお土産を買いにセドナのYへ。
アイルさんオススメのこのお店はネイティブアメリカンの写真やポストカード、ネイティブアメリカンのハンドメイドのアクセサリーや革製品が豊富にあり、セドナでは一番のお店だと思う。
お店の名前は「CLEAR CREEK」。
南からYの交差点に向かって右側の道沿いに入りしばらく行くと左手にお店がある。おみやげ物ショップが立ち並ぶ場所よりも少し離れた北側にあり、お店は少し高くなった丘の上にある。
お店の前にはスエットロッジの儀式などで使われるバッファローの頭蓋骨もおいてあった。
世界一周中で荷物になるお土産は買えないため、素敵なポストカードや写真をたくさん購入した。
ちなみにこの日の夜、昨日アイルさんがわたしたちの車に帽子を忘れていかれたので届けにいくことに。
そして幸運にもアイルさんのお宅に少しお邪魔させていただいた。
とても心地のよい素敵なお宅だった。
ヒーリング用のベッドや瞑想のためのピラミッドが置かれているお部屋はとても落ち着いたあたたかい雰囲気で、ほんとに素敵だった。
今日はいろいろあったけど、アイルさんにもう一度お会いできたのでうれしかった☆