チケットメモ

フィレンツェの中心、ヴェッキオ宮の南にあるウッフィツィ美術館は、ボッティチエッリの「ヴィーナス誕生」やレオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」、ラファエロの「ひわの聖母」など世界有数の絵画が所蔵されている。フィレンツェにある美術館、博物館の中でも特に人気があり、私たちが美術館に到着した朝の10時過ぎには美術館の入り口から100ｍほどの列ができていたが、ウッフィツィ美術館は当日予約で入ることもできる。美術館には1番、2番の2つの入口があり、1番は事前にネットか電話で予約した人たちが入館する入口になっている。ちなみに事前にネットか電話で入館日時を予約していた人が予約番号を伝えてチケットを受け取る3番の窓口は、1、2番の入口からアルノ川へ向かった右手にある。2番の入口は2つに分かれており、1つは予約がない人が長い列をつくっていて、もう1つから入ると当日予約ができる窓口がある。私たちは美術館の係員に、この長い行列が当日予約の列か確認すると、その行列は予約がない人が入館待ちをしている列で、当日予約は2番の入口を入ったところで出来るよとのことだったので、当日予約の窓口で予約することにした。ちなみに、予約がない人の行列の最後尾に並んだ場合、入館までにどれくらいかかるか係員に尋ねると2、3時間ほどかかると言っていた。当日予約ができる窓口には誰も並んでおらず、窓口の人に予約できる一番早い時間帯を尋ねると12時から12時15分に入館できる分があるとのことで、1人当りの予約手数料4ユーロとチケット料金を支払いチケットを購入。予約していた時間帯に美術館に行くとすんなり入ることができた。

チケットメモ

ミケランジェロの代表作「ダヴィデ」があるアカデミア美術館。「ダヴィデ」像は、ヴェッキオ宮正面のシニョーリア広場と街の南東にあるミケランジェロ広場にレプリカがあるが、アカデミア美術館にあるオリジナルの「ダヴィデ」が放つとてつもない存在感は圧巻だった。アカデミア美術館もウッフィツィ美術館と同様、フィレンツェで最も人気のある美術館の1つで常に行列ができている。アカデミア美術館の当日予約は、美術館の北にあるサン・マルコ美術館の入口にある窓口で行うことができる。サン・マルコ美術館の入口は美術館の正面右手にあり、サン・マルコ美術館に入館する人たちの行列が出来ていたが、アカデミア美術館の予約がしたいと言って中に入り予約手数料1人当り4ユーロを支払いチケットを購入した。アカデミア美術館の入口はVia Ricasoli（リカーソリ通り）にあり、予約がない人の入口と予約がある人の入口に分かれている。アカデミア美術館に行った日は雨が降っていたが、ウッフィツィ美術館とは違い、行列の上には屋根がないので待っている人たちは結構大変そうだった。

チケットメモ

ヴァチカン市国にあるヴァチカン美術館は歴代の法王が収集したコレクションを中心に見応えのある作品が所蔵されている。サン・ピエトロ広場の円形回廊の右手外側から城壁沿いの通りを北に進み、そのまま城壁に沿って歩くとヴァチカン美術館の入口がある。私たちはオンライン予約はせずに、14時少し前にヴァチカン市国に到着した。サン・ピエトロ広場の円形回廊にはサン・ピエトロ大聖堂とクーポラへ入る人の行列があったが、ヴァチカン美術館の入口はまったく行列がなく、城壁沿いを歩いていきそのまま入館することができた。ちなみにヴァチカン美術館に入ればシスティーナ礼拝堂からクーポラと大聖堂に行くことができるので、ヴァチカン美術館に入館する場合はもう一度大聖堂やクーポラの列に並ぶ必要はなくなる。時期や時間帯によってはヴァチカン美術館に入館するのに行列に並ぶことになるので、事前にオンライン予約しておいた方が安心できると思う。ヴァチカン美術館の一番の見どころは、システィーナ礼拝堂にあるミケランジェロの大傑作「最後の審判」。ヴァチカン美術館内は写真撮影可能だが、システィーナ礼拝堂だけは写真撮影不可。システィーナ礼拝堂の入口は最後の審判の絵の下にあり、出口は最後の審判を背にして右と左にある。右の扉から出るとクーポラの入口に続いているのでここからクーポラに入るととても楽だった。クーポラの入場料は、階段で上まで行く場合は5ユーロで途中までエレベーターで上がり、そこから階段で上まで行く場合は7ユーロ。クーポラから下に降りると大聖堂に出るが、大聖堂の入場料はない。オンライン予約をした場合はメールで予約確認書がpdfファイルで送られてくる。それをプリントアウトして予約がある人用の入口に行けば入館できる。

チケットメモ

プリトヴィツェ湖群国立公園の入場料は時期により異なる。1日券の場合、4月1日から10月31日までは110クーナで、11月1日から3月31日までは80クーナ。チケットはウェブサイトなどで事前に予約する必要はなく、公園の入口で購入する。私たちはチケットを購入するときに窓口のおばさんから公園にある3つのホテル（イェゼロ、プリトヴィツェ、ベルヴュー）に宿泊しているかSOBEに宿泊しているか聞かれた。ホテルに宿泊してると言うと、ホテルでサインをもらえばチェックアウトの日までチケットが使えると教えてくれた。SOBEに宿泊している場合はこの特典はないとのこと。私たちは公園に2日間入園する予定だったが、2日券の料金は1人当り180クーナだったので1日券を購入してホテルでサインをもらうことにした。チケットをホテルのスタッフに見せてサインを下さいと言うと、チケットのホテルのスタンプが押されて、チェックアウト予定日と部屋番号、私たちの氏名とスタッフのサインを書いてくれた。ちなみに公園の入口（入口はクロアチア語では「ULAZ」というが、エントランスと言っても通じる。）はエントランス1とエントランス2の2箇所あり、ザグレブからのバスが最初に到着するのはエントランス1で、スプリットからのバスが最初に到着するのはエントランス2となる。また、公園の周辺にはホテルが3棟しかなく、すべてエントランス2の近くにある。ホテル以外だとエントランス2から南へ500ｍほどのところにあるMukinje（ムキニェ）という村のSOBEがあるが、エントランス2のバス停を降りたところにSOBEの客引きの人がいなければSOBEに宿泊するのは難しいかもしれない。