アクセスメモ

ヴェネツィアにあるマルコ・ポーロ国際空港は地方空港だが、ヨーロッパ各地からの直行便がある。私たちはイスタンブールからの直行便を利用した。マルコ・ポーロ国際空港の正式名称はヴェネツィア・テッセラ空港だが、マルコ・ポーロ国際空港と言った方が通じやすかった。空港からヴェネツィア本島へはバスや列車、船でアクセス可能だが、一番便利なバスを利用した。バスには市バスまたはATVO社のバスがあるが、市バスの方が少し安いのでこちらを利用した。市バスの切符は空港のホテル予約サービスのカウンターでホテル予約時に一緒に購入した。ちなみにバス乗車時にドライバーから購入することもできる。空港の到着ロビーを出たところにあるバス乗り場から5番の市バスでヴェネツィア本島の西にあるローマ広場へ。ヴェネツィア本島には多くのホテルが点在しているが、私たちが宿泊したホテルはローマ広場から徒歩15分程度だったので移動がとても楽だった。

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街の中心はマッジョーレ広場だが、ボローニャ中央駅は広場から約1kmほど北にある。歩けない距離ではないが、頻繁に走っている市バスを利用すると便利。駅前のバス停からマッジョーレ広場まではA、25、30などで5分から10分程度。バスに乗車するときに、ドライバーに「ピアッツァ・マッジョーレ」というと、そのバスが広場近くのをバス停を通るかどうか教えてくれる。

イタリアのバスは乗車前にタバッキで切符を買っておかないと、バスに乗車した後にドライバーから購入すると料金が倍になる。しかし、ボローニャではバスの車内に券売機があるので、乗車した後からでもタバッキと同じ料金で切符が買える。市バスの切符には、60分有効の1回券（1ユーロ）、10回券（8.5ユーロ）、1日券（3ユーロ）の3種類がある。

1回券は60分間であれば何度でも乗降可能。この券売機はコインしか使えず、おつりも出てこないため、乗車前には人数分の1ユーロコインを用意しておいた方が良い。ちなみに乗車前に切符を買っていた場合はバスに乗ってから刻印機でチケットに刻印する必要があるが、バス車内の券売機で切符を購入すると刻印したものが出てくる。切符に刻印がなければ検札があった場合に罰金がある。

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グラムシ広場のバスターミナルからシエナ駅までは市バスで10分から15分程度。シエナのインフォメーションのスタッフからは3番、9番、10番のバスに乗るとグラムシ広場からシエナ駅まで行けるよと教えてくれたが、バスに乗車する前にドライバーか周りにいる乗客に「スタツィオーネ」と声を掛けて駅まで行くバスか確認した方が良いと思う。バスのチケットは乗車前にタバッキかグラムシ広場の地下にあるチケット売り場の窓口で購入できる。

市バスには合計3回乗車し、その都度バスの車内で刻印機を探したが、乗客がたくさん乗っていたので見つけることができず、また乗客の誰も切符に刻印している様子がなかったので、もしかするとシエナの市バスには刻印機がないのかもしれない。

グラムシ広場からシエナ駅までは迷うことなく行くことができたが、シエナ駅から町の中心までは少しややこしい。シエナ駅から町の中心へ向かうバス乗り場はシエナ駅の正面にあるショッピングセンター（Porta Siena）の地下2階から出ているが、エスカレーターでは行くことができず、エレベーターでしか行けない構造になっているようでとても分りにくかった。他にもバス停がどこにあるか分らず迷っている旅行者がいたので一緒に探してようやく見つかった。駅からのバスはグラムシ広場には到着せずにグラムシ広場の少し北にあるサーレ広場に停車するのでここで下車する。ほとんどの乗客がここで降りるので分りやすい。

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アッシジの町の見どころは丘の上にある旧市街。シエナからのバスが停車するS.マリア・デッリ・アンジェリ教会やアッシジ駅は丘の麓にあるので、そこから丘の上までは市バスで行くことになる。市バスにはLinea A（A）、LineaB（B線）、Linea C（C線）があるが、S.マリア・デッリ・アンジェリ教会やアッシジ駅と丘の上のウニタ・ディタリア広場を結ぶのはLinea C（C線）。

シエナから乗車したバスはアッシジのS.マリア・デッリ・アンジェリ教会横までで丘の上にある旧市街まではここから市バスに乗り換える。バスを下車した場所に、「apm」と書かれたオレンジ色の看板がある市バスのバス停があったので、地元の人にここを通るバスが旧市街に行くか聞くと、ここを通るLinea C（C線）の市バスに乗るとPiazza Unità d'Italia（ウニタ・ディタリア広場）に行けると教えてくれた。バスの切符はS.マリア・デッリ・アンジェリ教会に到着してすぐに近くのTABACCI（タバッキ：市バスのチケットが売っているタバコ屋さん）を探してそこで購入した。シエナの市バスと同様、バスの中で切符を購入すると2倍の料金を支払うことになる。また無賃乗車は罰金があるので注意。15分ほど待っているとオレンジ色のバスが来たので運転手さんに「ピアッツァ・ウニタ・ディタリア」に行くことができるか聞くと通るとのことで乗車。このバスは車内に刻印機があったので乗車してすぐに切符に刻印。シエナの市バスでは切符に刻印している人があまりいなかったが、アッシジでは乗車した人から順番に乗客全員が切符に刻印していた。約15分で丘の上にあるウニタ・ディタリア広場に到着。広場は城壁の外側にあり、広場のすぐ横にあるPorta S.Pietro（サン・ピエトロ門）をくぐるとアッシジの旧市街に入る。

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宿泊していたホテルがウニタ・ディタリア広場のそばだったので、移動するのがとても楽だった。広場のバス停にある時刻表で事前に時間を調べておき、ウニタ・ディタリア広場のサン・ピエトロ門のそばにあるお土産物も売っているTABACCI（タバッキ）で市バスのチケットを買っておいた。C線の市バスがきたときに念のため運転手さんに「スタツィオーネ」と確認すると駅まで行くとのことで乗車。15分ほどでアッシジ駅に到着した。タバッキは日曜日に閉まっていたり、バスの切符が売り切れていることもあり、この場合はバスの中で直接ドライバーから切符を購入することになるがこの場合は料金が2倍になる。切符は刻印すると有効時間が60分になるが、刻印しなければ事前に購入しておいても利用できるので事前に買っておいた方が良いと思う。

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サレルノからソレントまで約40km続くアマルフィ海岸（Costiera Amalfitana：コスティエラ・アマルフィターナ）には、エメラルドの洞窟やアマルフィ、ラヴェッロ、ポジターノといった美しい町が点在しており、UNICO COSTIERA（ウニコ・コスティエラ）というプルマンとバスの乗り降りが自由なチケットで周遊することができる。UNICO COSTIERAはタバッキや駅構内にあるキオスクなどで購入できる。サレルノとソレントから発車するバスはアマルフィのPiazza Flavio Gioia（フラヴィオ・ジョイア広場）にあるバスターミナルが終点となる。私たちは1日有効のUNICO COSTIERAを購入してエメラルドの洞窟とポジターノを訪れた。

■アマルフィからエメラルドの洞窟へのアクセス
アマルフィからバスで約30分のところにあるエメラルドの洞窟はConca di Marini-Grotta Smeraldo（コンカ・ディ・マリーニ・グロッタ・スメラルド）のバス停で下車する。バス乗車時にドライバーにグロッタに行きたいと伝えるとバス停に到着した時に教えてくれた。バスを下車すると「GROTTA DELLO SMERALDO」と書かれた黄色の建物があり、ここからエレベーターで降りるとボート乗り場のある洞窟の入口がある。

■アマルフィからポジターノへのアクセス
アマルフィからポジターノに向かうバスはポジターノの町に入ってすぐの高台にあるSpondaというバス停に停まる。バスから下車すると下にはパステルカラーのヴィッラやポジターノのシンボル、サンタ・マリア・アッスンタ教会が見える。ここから町の中心部までは徒歩で向かうが、分りやすい道なので迷うことはなかった。ポジターノからアマルフィへも同じバス停から乗車した。

※UNICO COSTIERA
UNICO COSTIERA（ウニコ・コスティエラ）はアマルフィ海岸の町を走るバスに乗車するためのチケットで45分有効（2.4ユーロ）、90分有効（3.6ユーロ）、1日有効（7.2ユーロ）、3日有効（18ユーロ）の4種類がある。バス乗車時にチケットに刻印して使用する。詳細はhttp://www.unicocampania.itのウェブサイトで確認できる。SITA社、EAVBUS社、Circumvesuviana社で利用可能なチケットだが、アマルフィ海岸を走っているバスはほとんどSITA社だった。

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fs線、SUD-EST線が発着するBari Centrale（バーリ中央）駅とFAL線、Bari Noed線が発着するBari Nord（バーリ・ノルド）駅の駅前にあるP.za A.Moro（アルド・モーロ広場）の市バス乗り場から「20/」番（Linea 20/）のバスでバーリの旧市街にあるPorto di Bari（バーリ港）まで行くことができる。「20」番の市バスもあるが、バーリ港行きの「20/」番のバスとは異なる。バーリ港からはクロアチアのドブロヴニク行きの船の他、東欧諸国への船も出ている。市バスの切符はTABACCI（タバッキ）で購入できる。私たちはバーリ・ノルド駅を出て南側にあるタバッキで切符を購入した。バーリ港まで往復したい場合は、港の近くにタバッキがなかったので、あらかじめ2枚切符を購入しておいた方が良いと思う。バスの中でも切符を買うことができるが、この場合は2倍の1.6ユーロとなる。アルド・モーロ広場からマリッティマ港まではバスで約20分。港の門を入り左に行くと「PORTO DI BARI」と書かれた2階建てのフェリーターミナルがあり、建物正面のバス停（Porto Varco Dogana）で停車する。フェリーターミナルの建物2階にはドブロヴニク行きの船を運航しているJADROLINIJA（ヤドロリニヤ）社のオフィス窓口や軽食が食べられるレストランがある。

バーリ港からバーリ中央駅またはバーリ・ノルド駅へは、行きと同じくフェリーターミナル建物正面にあるPorto Varco Doganaのバス停から「20/」番のバスに乗車。バスは一度港の北側を回ってから港の外に出る。バスは駅前のアルド・モーロ広場が終点。

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プリトヴィツェ湖群国立公園からのバスはザグレブの長距離バスターミナルに到着する。ザグレブからスロヴェニアのリュブリャナまでは列車しかないため、長距離バスターミナルからザグレブ中央駅までトラムで移動。徒歩でも行くことができるが、1km以上離れているので荷物を持って移動すると10分以上はかかると思う。バスターミナルの東側にあるドルジッチ通りに駅のプラットホームようなトラムの停留所がある。ここからドルジッチ通りを北に行く2番か6番のトラムに乗ると、5分ほどでザグレブ中央駅前の停留所に到着する。トラムの切符はキオスクで購入すると8クーナだが、トラム乗車時に先頭車両の運転手から購入すると10クーナになる。切符は車内にある刻印機で刻印してから90分間有効となり、乗り降りが自由となるが、同じルートを2回通ることはできない。ちなみにトラムの1日乗車券は25クーナ。